婚姻届の提出に戸籍謄本はいらない？結婚のタイミングで必要になるケースとは 岐阜駅徒歩2分の結婚式場 エグゼクス・スウィーツ

「婚姻届の提出に戸籍謄本の提出は必要？」や「戸籍謄本はどんな書類？」など、戸籍謄本についてさまざまな疑問を抱えるカップルもいるのではないでしょうか？

今回は婚姻届を提出する際に戸籍謄本が必要かどうかを解説します。
結婚のタイミングで戸籍謄本が必要になるケースも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

婚姻届の提出に戸籍謄本は必要ない

戸籍法の改正により令和6年3月1日から、婚姻届の提出に戸籍謄本の添付は必要なくなりました。
戸籍法の改正以前は、本籍地ではない自治体に婚姻届を提出する場合は戸籍藤本が必要でしたが、現在戸籍謄本を準備する必要はありません。
さらに法改正以前は戸籍謄本を発行できるのが本籍地のある自治体のみでしたが、法改正後は本人や配偶者、直系親族の戸籍謄本を、本籍地以外の自治体でも発行可能になっています。
出張所などでは本籍が別の自治体にある人の戸籍謄本交付を実施していないケースもあるので注意しましょう。

なお婚姻届の書き方については、「婚姻届の書き方や注意点を丁寧に解説」で説明しています。

そもそも戸籍謄本とは

戸籍謄本（こせきとうほん）とは身分や親族関係が記載されている文書であり、生年月日や出生地、両親、結婚歴に関する事項などが載っています。
戸籍謄本と似ている文書として戸籍抄本（こせきしょうほん）がありますが、以下のとおり記載されている内容に違いがあります。

• 【戸籍謄本】戸籍に記載されている全員の身分事項
• 【戸籍抄本】戸籍に記載されている方のうち1人〜複数人の身分事項

戸籍の構成は、夫婦と未婚の子です。
例えば夫婦と未婚の子どもが3人いれば、戸籍謄本には5人分の身分事項が記載されます。
また戸籍の内容を電算化（磁気ディスクで保管）している場合は、戸籍謄本を「全部事項証明」、戸籍抄本を「戸籍個人事項証明書」と呼びます。

なお戸籍謄本と戸籍抄本のどちらが必要になるかは、それぞれの手続きによって違います。
提出が求められているのはどちらかを事前に確認してから、請求するのがおすすめです。

結婚のタイミングで戸籍謄本が必要になるケース

場合によっては結婚のタイミングで戸籍謄本が必要になる可能性があります。
戸籍謄本が必要になるのは、海外へ新婚旅行に行くケースです。
海外旅行に必要なパスポートを新規取得したり、結婚を機に氏名や本籍地が変わり、パスポートの変更手続きをしたりするときは戸籍謄本が必要になります。
なおパスポートの新規申請や変更手続きに求められる戸籍謄本は、提出日から6カ月以内に発行されたものでなければならない点に注意しましょう。

パスポートの変更手続きなど、入籍前後でやるべきことを「結婚に関する手続きや入籍前後にやるべきことを丁寧に解説」の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

戸籍謄本の取得方法

戸籍謄本を取得する方法は主に以下の4つです。

• 【1】本籍地のある自治体の窓口に行く
• 【2】代理人が自治体の窓口に行く
• 【3】郵送サービスを利用する
• 【4】コンビニ交付を利用する

それぞれの特徴を解説します。

【1】本籍地のある自治体の窓口に行く

本籍のある自治体の窓口で戸籍謄本は発行可能です。
発行の際には運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要になります。
発行手数料は戸籍謄本・戸籍抄本どちらも450円です。
なお本人以外でも配偶者や同一戸籍の直系血族なら委任状なしで戸籍謄本を発行できます。

【2】代理人が自治体の窓口に行く

配偶者や同一戸籍で直系血族の人以外の第三者の方も、委任状があれば戸籍謄本を窓口で発行できます。
その場合、交付請求をする正当な理由が求められます。

【3】郵送サービスを利用する

郵送で戸籍謄本を取り寄せられるサービスを自治体が実施しているケースもあります。
必要書類とともに返信用封筒を同封して本籍地のある自治体に送付するのが一般的な方法ですが、詳しい方法は各役所のホームページなどで確認しましょう。

【4】コンビニ交付を利用する

本籍地のある自治体がコンビニ交付サービスを実施している場合は、コンビニ交付端末で戸籍謄本を取得することが可能です。
コンビニ交付サービスの対応時間内なら役所の窓口に出向く必要がないのが大きなメリットです。
なおコンビニ交付サービスを利用するには、マイナンバーカードや住民基本台帳カードが必要になる点に注意しましょう。
住民基本台帳カードが利用できない自治体もあるため、あらかじめ自治体のホームページでチェックしておくことが得策です。

まとめ

今回は婚姻届を提出する際に戸籍謄本が必要かどうか解説しました。
令和6年8月現在、婚姻届の提出に戸籍謄本（全部事項証明書）は添付不要です。
ただし海外に新婚旅行へ行くために、パスポートを新規取得したり、パスポートの氏名や本籍などを変更したりする場合は、戸籍謄本の提出が求められるので、忘れずに発行しておきましょう。

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