岐阜の結納のしきたりを紹介!新婚夫婦が押さえておくべき「年始の挨拶」のポイントも解説 岐阜駅徒歩2分の結婚式場 エグゼクス・スウィーツ

岐阜の結納のしきたりを紹介!新婚夫婦が押さえておくべき「年始の挨拶」のポイントも解説

結納は予定している結婚を両家の間で正式なものとして認めあう日本独自の儀式です。
近頃は顔合わせ食事会が主流になっているものの、結納という伝統的な風習にのっとって婚約を確かなものとしたいと考える方もいるでしょう。

今回は岐阜に伝わる結納のしきたりを紹介します。
新婚夫婦が知っておきたい年明け挨拶のポイントも解説するので、両家が円満なお付き合いをスタートさせるための参考にしてください。

結納とは

結納は決まった口上を述べながら、両家がお祝いの品物を渡しあう日本古来の儀式です。
仲人が両家の間を行き来する「正式結納」と、両家の家族同士のみで実施する「略式結納」の、2種類に大きく分かれます。
また「関西式」や「関東式」など地域によって会の進め方や結納品目が異なるのも結納の特徴です。
現代では贈り物を渡した後に、食事会をするケースが多くなっています。

岐阜に伝わる結納

岐阜の結納は関西式に該当します。関西式結納では花婿側のみが贈り物を準備するのが一般的です。
結納品を受け取った側は後日、「結納返し」として1割程度の品物を贈ります。
関東式では結納品を両家で贈りあうのが通例です。

また岐阜では北部地方と南部地方で結納の形式がやや変わります。
以降では岐阜の北部と南部に伝わる結納のしきたりについてそれぞれ解説しましょう。

岐阜県北部に伝わる結納のしきたり

岐阜県北部に伝わる結納のしきたりについて、以下の項目に分けて解説します。

  • (1)結納前の儀式
  • (2)結納品目
  • (3)結納当日の流れ
  • (4)土産
  • (5)結納から結婚式までに行う儀式
  • (6)結納返し
  • (7)仲人へのお礼

結納前の儀式

岐阜県北部の結納の大きな特徴として、結納前に「きめ酒」という行事を行います。
「きめ酒」とは日柄がよい日の午前中に花婿側が花嫁側を訪問して、正式な挨拶を交わす風習です。
訪問者である花婿側の仲人と父親が清酒一升と肴(するめ)を準備し、結納や結婚式までの段取りを話し合います。

結納品目

岐阜の主な結納品目は以下の9つです。

品物名 解説
茂久録(もくろく) 結納品の一覧表
熨斗(のし) 干し鮑で長寿を表す
寿恵広(すえひろ) 末広がりの白い扇子で繁栄を願う
帯地料(おびぢりょう) 結納金
結美和(ゆびわ) 婚約指輪
寿留女(するめ) スルメのように噛むほど味が出る仲のいい夫婦を願う
子産婦(こんぶ) 生命力を象徴する昆布
友白髪(ともしらが) 白い麻糸を白髪に見立てて、白髪までの長寿を祈る
家内喜多留料
(やなぎだるりょう)
酒代としてのお金

結納当日の流れ

仲人が結納品を確認し終えたら、仲人と花婿の父親が花嫁の家へ午前中に訪問します。
花婿本人は帯同しないのが一般的ですが、郡上市付近では出向くケースもあります。

訪問後は結納品を床の間に飾り、口上を述べて茂久録(目録)を渡します。
花嫁側が結納品などをチェックしたら、花嫁が昆布茶を振る舞います。

土産

岐阜県では結納時に花婿側から花嫁側の親族に土産を渡すしきたりが残っています。
現代では実用的な品物を渡すのが通例です。

結納から結婚式までに行う儀式

結婚式までに行う儀式として「中祝い」があります。
花婿側の母親が嫁入り道具を持参する行事です。

結納返し

袴料とも呼ばれ、結婚式当日に結納金の1割〜半額程度を返します。

仲人へのお礼

食事と酒肴を振る舞うか、現金を渡します。

岐阜県南部に伝わる結納のしきたり

岐阜県南部と北部の結納の違いは、決め酒をするかどうかです。
南部では一般的に「きめ酒」は行いません。ただし東部の一部地域では「きめ酒」を実施します。

新婚夫婦が知っておくべき年始の挨拶のポイント

結納や結婚後に大事にしたいことが、年明けに行うご両親への挨拶です。
年始の挨拶のポイントを解説するので、気持ちよく新年をスタートさせるための参考にしてください。

【ポイント1】1月7日までに挨拶する

年始の挨拶は1月7日(松の内)までにしましょう。
元日から三が日に挨拶することを遠慮する方もいますが、婚姻を結び家族関係となっているため問題ありません。
新年の始まりを一緒に過ごせば、より親密な関係を築けるでしょう。

【ポイント2】手土産を準備する

新年の挨拶には「お年賀」といわれる手土産を準備するのがおすすめです。
お菓子やお酒などの縁起物を選べば、会話が弾むきっかけにもなります。
金赤や赤白の蝶結びの水引がついたのし紙をかけ、表書きは「御年賀」とするのがマナーです。

手土産を渡す際の注意点は品物の価格。高価な手土産を用意してしまうと、相手を恐縮させてしまうため、2,000円〜3,000円を相場の目安としましょう。
年末にお歳暮を送っているなら1,000円程度の品物でも問題ありません。

【ポイント3】お年玉を準備する

姪や甥、仲の良い親戚の子どもがいる場合はお年玉を用意しておきましょう。
お小遣いをあげれば小さな子どもは喜んでくれますし、場の雰囲気も和みます。
小学生であれば500円〜2,000円を相場に、ポチ袋に入れて渡しましょう。

まとめ

今回は岐阜に伝わる結納のしきたりや年始の挨拶のポイントを紹介しました。
日本独自の文化である結納を行うことで、結婚への意識を確かめ合うのもよいでしょう。
また年明けの挨拶は家族関係を良好に保つための重要なイベントのひとつ。
最低限のポイントを押さえて、気持ちの良い年始を迎えましょう。

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